携帯サイト佛母寺
携帯カメラ対応QRコード

3.11の日を迎えて

佛母寺

更新日:2018/03/13 15:48

東日本大震災から丸7年が経ちました。
毎年、11日の朝になると従姉妹たちと「今年もまた一年無事にこの日を迎えられ、祈ることの有り難さ」を確認しあいます。
地震発生時間の午後2:46には境内の鐘楼堂の鐘をつき、祈りをささげました。

以前にも書きましたが、先代住職でありました父は岩手県陸前高田にあります寺の次男でした。
従姉妹たちもそれぞれの親のルーツを陸前高田に持ちます。
あの日、揺れに揺れたその後、誰も想像しなかったような高波が盤石と思われていた堤防を難なく越えて、街を呑み込みました。

寺の前の車が走る国道が川となり、隣寺の本堂の屋根が流れてきたといいます。
父の実家・長圓寺はほんのわずかな水流の向きの違いで助かりました。
そこへ近隣の人々がほんとうに命からがら逃げてきて、寺は276名の人たちでいっぱいになったのです。

亡き父はいつも「地震がきたら、遠くへ、高くに逃げるんだ。」と口癖のように幼かった私たちに言い聞かせていました。
「埼玉は海なし県だから、そんな心配しなくていいんじゃない」と言うと
「地震や津波はいつどこで遭うかわからない。家に居るときに起きるとは限らないんだ。津波は大きな大きな屏風のようにくるんだ。一呑みされる。」と怒鳴られたものです。

そういう亡き父・先代住職の命の教訓からも、毎年、春のお彼岸・お中日に『備えよ常に!』
題して、慰霊法要と もしもの炊き出し を行っています。
有事の際には寺は避難所となるでしょう。その時に、初めて会った人ばかりでは不安です。
毎年、『備えよ常に!』で見知った顔であれば、どんなに心強いことでしょう。
寺もいきなりの「炊き出し」では心もとないことですから、毎年、訓練として開催しています。

今年は精進カレーです。100食ですので、皆さんどうぞお出かけください。

第8回『備えよ常に!』平成30年3月21日(水)春分の日 午前11時~ お待ちしてます!