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土ほとけ講座を開講しました

佛母寺

更新日:2019/06/01 0:27

佛母寺の権現堂を会場に、去る5月14日午後2時から岡山県倉敷市高蔵寺ご住職の
天野こうゆう僧正を講師にお迎えして「土ほとけ講座」を開講いたしました。

最初に御法話

 当日は檀信徒や近在の方々が参加され、最初に30分ほど天野先生から御法話をいただきました。高野山本山布教師の法話を拝聴する機会は中々ないことでしたので、皆さん熱心に頷き、書き留めていました。

 やがて、土ほとけ講座の開講となり、エプロンをつけた皆さんが、家庭のオーブンで焼ける土粘土の袋をあけ、恐る恐る粘土を丸めるところから始まり、小学校以来だと照れくさそうに言いながらも、天野先生の手元を凝視し、やがて「見えない、見えない」と粘土を持ったまま先生の周りを囲んで楽しそうに真似ていきます。
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 初心者は、粘土をゴルフボール大に丸めたもの
2つと、小指ほどの棒状にしたもの1つで作れる
お地蔵さまから始めます。利き手と反対の手の親指と人さし指で丸い粘土を軽く支えて、利き手の小指で穴をあけ、棒状の粘土を首背骨となるように差し込み、頭と胴体が出来上がります。もう一つの丸めた粘土は両掌で押しつぶして、衣としてまとわせるわけです。

 先生の手元を見ていると、あっという間に和かな表情の「ほほ笑みほとけ」が生まれてくるのですが、初心者はそうはいきません。

 映画『ET』のようなものや、「耳をひねり出す時は両頬に親指をあてて、人さし指で後ろから耳を造りだすのですよ。親指を押してしまうと、げっそりした頬になりますからね!」と先生から言われた途端に、げっそりした〝ムンクの叫び〟のような顔をつくってしまったりと、ワー! キャー! と少年少女のような歓声があがります。

 一袋の粘土から4、5体の土ほとけが出来ますので、2体目からは観音さまや、お不動さまを作る受講者もいらして、集中した堂内は水を打ったような静けさとなりました。先生のおっしゃる言葉、お手本を真似るということの難しさ、自分の思う仏さまを具現化することの難しさと向き合う時間が過ぎていきます。

 受講者からは、
「粘土を丸めている時間は無心になって、新たな気持ちになりました」
「手の中で作るということは、自分の心がそのまま出るんだなあと思いました」
「どんな作品の出来であっても、一番最初に作った仏さまほど一所懸命に作れないから、一つ目の仏さまは大切にとっておいてくださいね、と先生がおっしゃったことが初心ということだと得心しました」
と、明るい笑顔とともに先生への感謝が聞かれました。

 道具は、土粘土と100円ショップで揃う粘土ヘラ、粘土板代りのプラスチックまな板、爪楊枝1本で揃います。
小さなスペースで日常の喧騒を忘れさせてくれる「土ほとけ」皆さまもご一緒に作ってみませんか!