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令和二年の年が明けました

佛母寺

更新日:2020/01/01 11:06

明けましておめでとうございます

令和の御代になり初めてのお正月を迎えました。 毎年、新年のご挨拶に「明けましておめでとう」と書くことに躊躇いたします。 檀家寺の住職としては、各家に御不幸があったことを存じているからです。

それでも年が改まり、残された御家族が一歩また一歩と踏み出すことを祈り、「明けまして」と 申し上げます。 ほんの数日前の大晦日までは「ああすればよかった、なぜそうできなかったのだろう・・・」と 一年を振り返り、悔いることがおありだったでしょう。

そうした悔いを懺悔と書いて、「ざんげ」と読むのが一般的ですが、仏教では「さんげ」と濁らず読みます。 「やってしまったこと」を後悔するのが「ざんげ」であるとすれば、仏教の「さんげ」は 「私が悪かった・謝ります」と同時に「ではどうする!」と続きます。 「これからはこうします。」と誓い、前向きに気をつける戒めといえるでしょう。

下記に子ども寺子屋をされている和尚さんが、子どもにもわかるように説明された 「さんげ」と戒めの「じゅうぜんかい」をご紹介します。

     懺悔(さんげ) 

我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)  ずーっと前の(さかのぼ)れる全部の人がいろいろと悪いことをしてきました

皆由無始貪瞋痴(かいゆむしとんじんち)  けちけち・ぷりぷり・ぐちぐち

従身語意之所生(じゅうしんごいししょしょう)  やること・言うこと・思うことから自分は出来上がっていますから直します

一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)  私は悪いことをすべて認めて、たった今からちゃんとします

     十善戒(じゅうぜんかい) 

不殺生(ふせっしょう) むやみにいきものを殺しません

不偸盗(ふちゅうとう) ぬすみません

不邪淫(ふじゃいん) 嫌がることをしません

不妄語(ふもうご) 嘘をつきません

不綺語(ふきご) 心にもないお世辞をいいません

不悪口(ふあっく) 悪口をいいません

不両舌(ふりょうぜつ) こっちとあっちで言うことが違わないようにします

不慳貪(ふけんどん) 欲張りません

不瞋恚(ふしんに) 怒りません

不邪見(ふじゃけん) ひねくれた見かたをしません

過ちや失敗を後悔し、いつまでもクヨクヨするのではなく、後悔する前に戒めとして心掛ける。 「ごめんなさい!じゃあどうする?」気がついた、「たった今」が変わるチャンスです。

十二支のはじめの子年・令和二年をそういう年にしたいものです。 良い年といたしましょう。                                                                                                                                                                                  合掌

令和二年 元旦                龍蓋山 佛母寺